文字数だけでは決まらない
漢字が続く名とカタカナの名では、同じ文字数でも見た目の密度が変わります。実際のフォント、横幅、行間で確認してください。制作メモの大きな文字で読めても、ゲームの装備欄で読めるとは限りません。
省略の場所を設計する
「蒼い運河の見張り塔」を途中で切ると、隣の「蒼い運河の荷揚げ場」と区別できなくなります。短縮名を「運河の塔」「運河の波止場」と別に持つほうが目的地を探しやすくなります。省略記号に意味の区別を任せないようにします。
色以外でも区別する
希少度や所属を色だけで示すと、色の違いを見分けにくい環境で情報が失われます。文字のラベル、位置、種類名を合わせて使います。名そのものの語頭が違うことも識別の助けになります。
三つの大きさで読む
広い画面、狭い画面、拡大表示の三つで、折り返し、ボタンの押しやすさ、説明との関係を確かめます。固有名を必要なく画像化せず、本文は文字として表示すると拡大や読み上げにも対応しやすくなります。
作例:似た長名を、目的が見える短名へ
地図に「蒼い運河の見張り塔」と「蒼い運河の荷揚げ場」が並ぶと、先頭だけを読む人には区別がつきません。運河の塔と運河の波止場へ短縮すれば、共通の場所と異なる役割が両方残ります。情報の削除ではなく、詳細な正式名を設定資料へ、操作に必要な形を地図へ分ける作業です。
切れる位置だけを直さない
幅を広げて一つの名が収まっても、別言語や文字拡大で再び切れることがあります。正式名、短縮形、補足説明を別の項目として持つと、表示の事情に対応しやすくなります。省略記号の前まで同じ名が並ぶ場合は、名前側で識別する語を前へ移すことも検討します。読み上げでも違いが伝わるように、補足を色だけへ任せないでください。
画面を縮める時の点検表
改行によって助詞だけが次の行に落ちていないか、選択中の項目と説明の関係がわかるか、リンクやボタンが押しづらくなっていないかを確認します。画像化した名前は拡大時に読みにくくなる場合があるため、操作に必要な文字はできるだけ文字として扱います。手元の画面だけでなく、幅を変えた状態でも実際の文章を入れて見ます。
実寸で比べる課題
候補を五つ並べ、最も狭く使う画面を想定して一つずつ探します。長さを揃えるために全てを切るのではなく、見分ける核が残るかを見てください。次に説明文を一度隠し、名称だけで対象を選べるか確認します。すべてを名前から理解させる必要はありませんが、似た対象を取り違えないことは重要です。