Cherry Revelation物語のはじまりを、ひとつの名前から。保存リスト 0
Cherry Revelation
創作ガイド

道具の名前に、使われた時間を刻む

希少度を飾る言葉から、来歴が見える呼び名へ。

色より履歴を考える

「伝説の青い指輪」には価値の情報がありますが、その指輪固有の出来事は見えません。「返却待ちの指輪」にすると、誰に返すのかという行動が生まれます。強さの段階と固有の名を分ければ、来歴を価格やレア度で説明し尽くさずに済みます。

修繕の跡を一つ置く

外套の裏地に違う色の糸があれば、いつ、誰が直したかを考えます。名称を「縫い足しの外套」にし、説明欄には元の持ち主の体格を示す一文を置きます。能力を増やさなくても、道具が人の間を移動したことが伝わります。

一覧と詳細の役割を分ける

一覧では「帰路の靴」、詳細では「港の砂が縫い目に残っている」と書きます。名前に素材、産地、所有者、性能をすべて入れると、比較のための画面が読みにくくなります。必要な情報を置く場所を先に決めます。

遊びの行動につなげる

名前の疑問を追う短い行動を用意します。元の持ち主を探す、直せる工房を訪ねるなど、道具を持ち続ける理由になるものです。来歴を全部説明するより、手に取ってから知る余地を残します。

作例:性能の名と、来歴の名

同じ性能の外套を二着用意し、一方を青布の外套、もう一方を縫い足しの外套とします。前者は店で比較する時に、後者は修理した人を探す物語に向いています。どちらがよいかではなく、作品で必要な行動に合わせて役割を分けます。性能の分類を別の欄に持てば、固有名へ毎回強さの段階を付け足さずに済みます。

来歴を説明し切らない

道具の持ち主、作り手、拾った人が同じ呼称を使うとは限りません。作り手は銘、拾った人は見た目から付けた仮称、持ち主は個人的な愛称を使うことがあります。初めからすべてを説明すると、発見する余地がなくなります。最初は仮称を表示し、由来を知る場面で詳細欄だけを更新する設計も考えられます。

名前の変更が遊びを邪魔しないようにする

由来がわかった後でアイテム名が完全に変わると、一覧で探せなくなる場合があります。短い核を残す、変更前の名を詳細欄へ置く、取得記録で追えるようにするなど、実際の画面で確かめます。物語上の驚きと利用上の識別は別々に扱えます。希少度の色だけに頼らず、種類名と固有名のどちらでも見つけられると比較しやすくなります。

書き換えの課題

武器または生活道具を一つ選び、店頭表示、持ち主の台詞、古い帳簿の三種類の文を書きます。同じ物だとわかる共通部分を一つ残してください。次に高価さを示す形容詞を外し、それでもその品を覚えられる具体物や習慣が残るかを見ます。残らなければ、価格ではない出来事を一つ追加するところから始めます。

自分の名前を考えてみる ↗

生成の仕組みガイド一覧訂正のご連絡